ある薬剤師のひとり言

薬剤師として思ったことを、書いていきたいです。

院内感染をいかに起こさないか?

おはようございます。

病院に勤めてみて、さまざまな視点や立場を理解し、働いていくことが大切ではありますが、一つ気になる事があり、記事に書いています。

これは、私のところだけではなく、医療関係者皆さんに考えてほしいと思います。

院内感染が起きる経緯

まず、認識しておかないといけない事として、院内感染が起きる経緯があります。

この院内感染がおきる理由を考えなければ、ずーっと院内感染を引き起こす事になり、悪循環を起こします。

院内感染が起きるには、過程があります。

根本的な理由として、まず、病院で入院している患者さんが、易感染性である事が多い事。

次に掲げる理由として、抗生剤の使い過ぎです。院内感染により感染する菌の中で、抗生剤の耐性菌がかなり含まれます。

特に、MRSA

(methicillin resistance Staphylococcus aureus

:メチシリン耐性黄色ぶどう球菌)があります。

このぶどう球菌は、メチシリンというβラクタム系の抗菌剤に対し、耐性を持ちました。

他にも、VRE

(vancomycin resistance Enterococcus faecalis

:バンコマイシン耐性腸球菌)も見過ごすことができない耐性菌です。

これら以外にも危険が沢山ある菌がある事を理解しなければならないです。

適切な薬剤選択と薬物治療をいかに行っていくか?

そもそもの話をさせていただくと、どの医療機関、院内感染がかなり問題になりますが、どのぐらい問題になるか?ご存知の方おられますか?

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耐性菌の中でかなりの確率で、薬が効かずに死に晒されてしまう耐性菌があります。

スーパー耐性菌アシネトバクターです。

ただ、このような耐性菌の発現は、あくまで、きちんとした適切な薬物選択や薬物治療がなされてこなかった結果であり、それにより、亡くなる可能性が出てきたのは、ある意味当たり前な話ではあります。

実際に、このアシネトバクターにより、問題になった医療機関で、帝京大学大学病院があります。

院内感染で9人死亡か 帝京大、抗生物質効かぬ耐性菌で: 日本経済新聞

薬剤選択や薬物治療の不適切さは、易感染性から高い入院患者だけではなく、外来患者さんにも問題になる話であったように思います。

新型コロナウイルス感染症が、問題になっているものの、果たしてそれだけが、死亡数の増大を起こしているかを考え無ければならないと思います。

以上で終わります。