ある薬剤師のひとり言

薬剤師として思ったことを、書いていきたいです。

性教育は今のままでいい?〜緊急避妊薬とミレーナ使用から見える事実〜

こんにちわ。

私がいつも感じている性教育の在り方について今回は書いてみたいと思います。

性教育の在り方を本腰入れて考える時ではないかと思います。薬剤師だけではなく、他の医療関係者にも理解して頂きたいと思いましたので記事を書いてみます。

日本の性教育の在り方について

こちらのグラフを見てください。

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学校での性教育が役に立ったか否かを問うアンケート結果で、約4割が役に立たなかったと回答しています。これは、どういう事かというと、学校教育の現場では、性交いわゆるセックスそのものをきちんと取り上げず、周辺部の知識のみを取り上げて教育しているという事です。これでは、何がなんだかわからないと思います。それでも、約6割は役に立っていると回答していることに、上部のみを理解して、わかった気になっていると感じました。

日本で進まない緊急避妊薬の市販化…。環境整備よりも市販化が急務だと考えるわけ。

皆さんの中で、避妊に失敗した、あるいは、性暴力でアフターピルを使用した経験がある人がいると思います。

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こちらが、アフターピルの国際比較です。皆さんは、日本の値段に驚いていると思います。

欧米諸国の多くが、0から数千円のところに対して、日本は薬飲んでだけで万が飛びます。

プラスで、受診料も自由診療になりますから、数万は飛びます。これが、まだ、働き出した社会人であれば、出費としては痛いものの、まだ支払う事ができる額です。しかしながら、今回のコロナ禍で浮き彫りになった高校生までの性交による望まぬ妊娠が問題になったことから見えてくるのは、正しい性の知識が不足していること、高校生までなら、親にお金を出してもらわなければなりません。言い出せずに、どんどん進んでしまったという事例もあります。必要だけど、自分の周りでアフターピルを処方してもらえる医療機関があるのか?というのも、問題になる。そのことから、適切にアフターピルという緊急避妊薬が利用されるか否かも、大事になります。だからこそ、私は、環境整備よりも市販化を急ぐのが先だと考えています。

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避妊リングの使用…『性に奔放』という意味に捉えられる事に対して。

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皆さんの中にも、避妊リングを使用している方がいます。でも、これは通称名です。

実際には、ミレーナという長期放出型の薬です。

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こんな小さなものです。働きについてですが、いかに記載しています。

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こちらに書いてあるように、受精卵を着床するのを予防することができるだけではなく、生理が過多の人なら、その治療にも使えます。

薬剤師国家試験にも、薬剤の範囲で出題されてました。懐かしい!

ですが、そういうものを使う事で、性に奔放しているという勘違いを産む可能性があります。男性であれば、避妊する目的で使うコンドームなんかいらないでしょう?と言われる方もいて、本当にびっくりしました。そして、日本の性教育が世界から遅れている事を、もう早く気づかないといけないとわかる必要がある事を、皆さんが、理解することから始める必要があります。

まとめ

皆さんは、日本の性教育について、声を上げる事ができる立場にあります。被害を受けた、遭われた方が、恥ずかしさで話せないかもしれますん。そういう人を助ける。それだけではなく、自分も性に対する正しい知識をアップデートする事が必要です。

こちらが今回の記事の参考になったものたち。

ミレーナの効果と副作用とは【公式】埼玉にある大宮駅前婦人科クリニック|費用・ずれる症状

婦人科豆知識:ミレーナ | さがらレディスクリニック

アフターピル(緊急避妊薬)を、必要とする全ての女性に | 親子の課題を解決する社会起業家│駒崎弘樹公式サイト

という事になります。これからも、私も記事を書いて行く時は、こんな感じで、やっていきたいと思います。