ある薬剤師のひとり言

薬剤師として思ったことを、書いていきたいです。

高齢出産と今の日本

こんばんは。

私の周りでも結婚を40歳手前の38歳でした方がいました。

妊娠と出産においても、年齢で躊躇する方が多いように思います。

ただ、私も年齢が年齢であり、もう31を迎える人間である事を考えると、高齢出産そのものが他人事には感じられないので、記事を書いていきたいと思います。

女性の社会進出が結婚を遠ざけている?

戦後、女性の社会進出が進んできて、女性でも、組織内で上位層への出世が見られることが多くなり、男性と肩を並べることが増加するようになりました。そのため、自分で稼ぎ出せる人が増えたことで、結婚そのものを考えなくなったことが考えられます。結婚に対しても前向きに捉えられなくなったことが考えられます。

経済的に余裕がない…若い頃の結婚への躊躇

実際に、若い頃の二十代の時の男女の年収と、三十代の男女の年収を比較してみます。

二十代の男女の年収…344万円、287万円

三十代の男女の年収…436万円、361万円

業種により年収差のばらつきはあると思いますが、二十代と三十代では、男性では110万の差と女性では、94万円の差があります。

これだけの年収差がある中で、安心して、結婚が考えられるのでしょうか?まず、難しいと思います。女性が結婚をおそめることで、高齢出産になってしまうという状況は、安心して子育てできる環境ではないという事を公表しているだけだという事です。

高齢出産は、親のエゴか?

今回の記事を書いていくにあたり、高齢出産をすることが、親のエゴという反対意見をされる方がいるのが、定番になっています。

ただ、今の記事はそれに対して反論するわけではないのですが、私なりに思うことがあったので記事を書いていきたいと思います。

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まず、よく言われる出生前診断があります。この検査をするかしないかでとことん悩み苦しむ患者さんがいるのが事実です。

前に、シオリーヌさんが妊婦検診で行かれた際に出生前診断についての説明を受けたと言われていました。

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確かに、年齢が上がれば上がっていくほど、ダウン症などの障害を持つ赤ちゃんの出生率は、確かに高くなります。しかしながら、若い頃に結婚、出産した方の赤ちゃんにも、出生する可能性はゼロではないんです。そういう事から、年齢が上がってからの高齢出産だからリスクがあるとは私は思わないです。

高齢出産が悪いのではなく、安心して子育てができる環境がない事が原因。

そもそもです。皆さんは、高齢出産を悪として認識していますか?そもそもですが、出産年齢の高齢化が悪いのではなく、経済的に余裕を持っての子育てを難しいなと思っている女性の存在がある事をきちんと認識していない事が、問題なんです。何で、女性が高収入の男性を狙っているのか、これは、安心して子育てできるために、安定した収入がそれなりに多いのが良いと考えているからなんです。安心して子育てできる環境を整えて、健康的に余裕のある子育てをしたいという考えからであります。

今の日本に感じること

不妊治療の保険適応が拡大されることになり、この4月から運用されるみたいです。不妊治療にも多額の治療費が毎月かかります。タイミングだけなら、千円単位なのに、レベルが上がり始めるとより、一層、お金がかかっていきます。不妊治療をし始める年齢が高くなるのも、高齢出産を考える上では大切です。私は、今の日本に対し、本当に子どもを育てていける環境を根底から見直さないと、少子化にはどめがかからなくなる事体になってしまいます。私たち自身が、責任を持って子どもを育てるためにも、より一層の環境の整備を求めていきたいと思います。