ある薬剤師のひとり言

薬剤師として思ったことを、書いていきたいです。

新型コロナ関係の新たな知見について

おはようございます。

 

新型コロナウイルス関係でかなりの知見が、出てきているのに、なぜ国は出さないのでしょうか?いろんな研究機関が出す知見をみて私なりの考えを書いていきたいと思います。

アレルギー性疾患との相関性

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こちらの記事を読んでまず驚いたのは、アレルギー性疾患との相関性があるということ。

そもそもアレルギーとは、免疫の外部刺激による暴走をイメージしてもらうとわかりやすいと思います。それなのに、新型コロナウイルス感染の軽症に一役買っているという事です。これは、免疫機能がアレルギーにより高まり、ウイルスが一に対して、免疫細胞が10というようなウイルス対策がかなり強くなっているからこそ可能なのです。ウイルスが、変異を起こしたとしても、免疫細胞の捜査の目を掻い潜ることは難しくなるという事を意味し、感染しても発症がしにくいと考える事ができます。

小児と成人では免疫系統が異なる

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私が常に言っている幼少期から免疫を鍛える事を裏付けになると思っています。

なぜなら、成人とは異なる免疫系統を持つからです。特に細胞性免疫で比較すると、明白です。

小児ではウイルス構成蛋白に対する特異的抗体およびT細胞反応が成人より強く認められました。小児では成人よりN、M蛋白に対するCD8陽性/TNF陽性T細胞反応は強く、S蛋白に対する抗体応答は弱いことが判りました。

こちらをみて頂くとわかりやすいですが、小児のうちに、細胞性免疫を鍛える事、獲得免疫の機能そのものを高める事の重要だという事です。自然免疫を維持しつつ、獲得免疫を鍛えるべきだという認識で間違いないと思います。

サイトカインとの相関性がある

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サイトカインストームが出て、新型コロナウイルス感染症を危険視する声が高まっていた時がありました。免疫機能を高める事で、引き起こされるという誤った認識がされていた事がありましたが、実は、かなり大切な事が書いてありました。

軽度の疾患の患者よりも中等度/重度の患者は、各種のサイトカイン値が高く、SOCS1(サイトカインシグナル伝達抑制因子1をコードする遺伝子)発現が高く、逆にCIITA(クラスⅡ、主要組織適合遺伝子複合体、トランスアクチベーターをコードする遺伝子)発現が低い結果でした。

こちらをみて頂くとわかりますが、軽症者と比較すると、中等度、重症患者では、サイトカイン値が高まり、SOCS1は発現が高くなり、CIITAは発現が低くなります。これは、中等度と重症患者では、自己の認識が低く、自己を敵として認識してしまう。いわゆる、自己免疫の状態にさせているという事です。きちんと免疫を鍛え、バランス感覚を身につけていれば、重症化には至らないという事になります。

こういう考え方を理解する必要があると感じています。では。