おはようございます。
皆さんの中には、三重県で伊勢志摩に興味がある方おられるでしょうか。
私がまだ、小学生、中学生の時、2回泊まったあるホテルを今も忘れることができません。
数あるホテルの中で、私が今も忘れないホテル…それは、『鳥羽国際ホテル』です。
なぜ、印象に残っているのか、書いていきます。
山のてっぺん⛰にある
はじめて、鳥羽駅に降りたった私と弟でしたが、どこに泊まるなんて一切きいていませんでした。正直なところ、駅の近くにあるホテルなんだなと思っていたんです。しかし、駅から遠くに光りが見えていました。
あれ何?という私の一言に、母が、答えました。あそこに泊まるんだよ。
はい?
はい?
はい?
今なんと言われました?
なんて、冗談ですが、私は本当にびっくりしました。驚きました。
駅から、タクシー2台で、3分でつきました。この時の衝撃は、今も覚えています。
アワビデカすぎ。
食事処の前に大きな生簀があり、そこには、大量の鮑が所狭しといるんですが、まさにクレイジーだろと思うぐらい、たくさんあるんです。
サイズ感がデカいもの。身がデカいんだろうな、誰が食べるんだろう?不思議に思っていました。
しかし、そのサイズ感のアワビがとうとう出てきてしまいました。
アワビのステーキです。ソースがいい感じになっていて美味しかったです。ただ、弟がなぜか、物足りなさそうにしていたんです。
すると、今はわかりませんが、ウェイターさんが気を利かせて、シェフとともに、私たちの席に来られ、こう言われたんです。
「気に入って頂けたみたいですし、サービスでおかわり準備できますよ。」
弟と両親、共に目を丸くしてしまいました。
まさか、いいんですか?と恐る恐る聞く母に対して、お子さんが、気に入って頂けたのなら、こちらも嬉しいです。と。
アワビがデカいだけではない、ホテルの粋な心配りに私たち、家族は、全員で感謝してました。
国内の皇族、国外の王室御用達のホテルである事
日本で、それなりの立場の方々が宿泊するホテルには、もちろん警護も抜かりなくつく事になりますが、皇族、王室となれば、泊まる場所にも気を配らなければならないはずです。
鳥羽国際ホテルのフロントの壁には、沢山の写真とともに、思い出の言葉がしたに書かれており、イギリス王室や、日本の秋篠宮家の宿泊が、写真で写っていました。
ホテルに宿泊する、食事をする。一つ一つに、安心感、それ以上に宿泊することでしか味わえないpricelessな心温まる対応に感謝以外ないと感じています。
私たちの両親の新婚旅行の宿泊地
私の両親は、こちらのホテルで、新婚旅行で宿泊したホテルなんです。もちろん、その話は、のちに明らかになりましたが、私自身驚きました。
ホテル業界の在り方そのものを変える存在
ただ一方で、ホテルの在り方一つで、業績が変わっていく事があるんではないかと感じています。温泉街でも、ホテルが廃業に追い込まれ時代になりました。
しかしながら、これは、ある意味ホテル業界のチャンスではないかと思います。
鳥羽国際ホテルに限らず、ホテル業界は、今や、いろんな意味で、危機的な状況になっています。それを、どう乗り越えていくのかが、いまホテルが求められているんだと思っています。
宿泊者の心に残る、プライスレスな価値を与えられる、そんなホテル、旅館が今まさに、求められると感じます。