ある薬剤師のひとり言

薬剤師として思ったことを、書いていきたいです。

医療はサービスか?医療保険のシステムから考える

こんにちわ。

皆さんは、日本という国では、皆保険制度という制度のもとで暮らしています。

だからこそ、どこの診療所、医療機関に行っても大丈夫であります。

ただ、だからだと思いますが、どこか勘違いをされている患者さんがおられるのも仕方ないのかな?と感じています。

この記事では、医療はサービス業とは言いがたい事、医療保険の在り方、そして、患者さんに考えてほしいと思います。

医療保険のシステムについて

f:id:yakuzaishis:20220210163452p:image

まず、前提に、皆さんの給与から引かれた医療保険料、国民保険料が、毎月引かれて積み上がっているということを断りでいれておきます。

ます、被保険者(本人)と被扶養者(家族)が、調子を崩して、受診したとしましょう。

診療という医師からのサービスを受けます。これは、現物給付といいます。

診療が終わり、医療機関の中には、処方箋を院外薬局に出していたり、院内で処方箋に基づいて調剤することがあります。

会計時に、医療機関もしくは診療所、薬局は、被扶養者や被保険者から、3割、後期高齢者の場合は、1割を一部負担金として受け取ります。

そして、上の図のように、審査支払機関に一旦、保険料請求のため、月ごとのレセプトを送るんです。そこで審査して、疑義や誤りなどがあれば、返戻があります。

何もなければ、保険者にレセプトが送られて、無事医療機関へ保険料が、振り込まれます。

これが、保険制度を利用している医療機関、診療所、薬局のあり方です。

医療≠サービスであると私は考える

医療機関、診療所、薬局。保険を適用し、対応している医療関係者の皆様、本当にお疲れ様です。

私は、常に医療は、痛み分けの上で成り立つものという認識でいます。そのため、医療がサービスという考えには、賛同できないのです。

そもそも、医療費がかなり掛かっている事に皆さん気がついていますかな?

一つ一つは、安い薬価ですが、1か月、一年と長期間に渡る投薬になれば、物凄い値段になります。根治治療をすれば、長期的な生活の質が、よくなるのに…と。

医療費、医療保険料の状況について

今の日本の医療費を知っていますか?44兆円です。年々、増加傾向になっています。

今はっきり言えるのは、この医療費の増大に対して皆さんがどう思っているかです。

医療保険料は、年収の約10%です。都道府県によって割合も異なるということですので、考えるとかなりの割合で取られている事になります。

医療は、サービスではない。患者本人の良識に期待しすぎるのは良くない。

医療保険料を徴収されている。この意識があれば、患者本人も自分の給与から引き出されているのだから、大切に使うことを考えるはずだし、変な勘違いもしないはずです。しかしながら、そういう意識がない、又は徴収されているという事を知らないから、医療現場に対する仕打ちが、酷くなるという事は、納得頂けると思います。

こういう考えから、私は、医療をサービスだとは考えてはいません。現物給付が、なぜ、実現しているのか、再度、皆さん考えてみてほしいです。

追記

私は、適切な予算分配が未だにされない、のに、徴収される医療保険料の割合も変わらないことに、大変な違和感を感じています。

医療費の削減をし続けていく根本の原因は、予算をかけられないことにあると考えます。

しかしながら、医療費を必要以上に削減すれば、確実に医療は疲弊します。

コロナ禍、なぜ、医療現場が疲弊しているか、重症者が増えただけではなく、必要な予算がついてこない事による人手不足によるものです。

わずかな人数で、現場を回している事に、早く周りの方、気がついてください!

お願いします。