ある薬剤師のひとり言

薬剤師として思ったことを、書いていきたいです。

モンテルカストだけでも、剤形いっぱい!

そういえば、今日祝日でした!忘れていました。とはいえ、日々の薬の勉強は、絶対しないといけません。

これから書いていくのは、モンテルカストという薬です。こちらには、いろんな剤形が用意されています。

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シングレアだけでも、四つも種類があるんですよ。わかります?モンテルカストは、一般名ですが、商品名では、キプレスなんかもあります。こういう豊富なラインナップが、薬であること、まず気づくことから始めませんか?

これから書いていく話は、すでに知っている薬剤師さん、医師の方おられると思います。

ただ、患者さんは、知らないと思いますので、やりたいと思います。

モンテルカストの細粒、チュアブルの線引きはどこ?

皆さんは、小児科や耳鼻咽喉科に行かれたことありますか?その時に、初診時に、問診表を渡されたことあると思います。この時、一番見ないといけないのは、年齢です。

特に、モンテルカスト細粒とチュアブルでは、年齢の線引きが、しっかり決まっていました。

通常, 1 歳以上 6 歳未満の小児にはモンテルカストとして 4 mg(本 剤 1 包)を 1 日 1 回就寝前に経口投与する。

こちらが、モンテルカスト細粒です。

通常、6歳以上の小児にはモンテルカストとして5mgを1日1回就寝 前に経口投与する。

こちらが、モンテルカストチュアブルです。

いかがでしょうか?年齢が、6歳で線引きされます。もちろん、6歳というと、就学前で、小学校にあがる頃である事から、自分で、飲むと自主性が育つころです。そういう事も、あるのかもしれません。

モンテルカストの作用機序

そもそもの作用機序は、ロイコトリエン受容体の選択的阻害です。

ロイコトリエンは、どういうものかですが、これは、ケミカルメディエーターです。

LTC4は,アレルギー反応や炎症反応の強力なメディエーターであり,末梢気道の収縮を惹起し,粘液の分泌を促進し,毛細血管の細静脈側において,血管透過性を亢進させる.したがって,喘息やアレルギー,肺高血圧症,新生児の低酸素血症,のう胞性線維症,肺炎,乾癬などの発症に関わる.また,最近では,その一過性の血管収縮作用が,冠不全や狭心症あるいは脳血管障害にも関与することが示唆されている.

こちらを見て衝撃的だったのは、実は肺高血圧症の発症に関与していることです。前の記事との繋がりを意識してもらえると嬉しいです。

では、ロイコトリエンの何が、悪いのかですが、実は、ロイコトリエンは、血管浸透性を上げることで、免疫細胞の浸潤を活性化を、おこすんです。気道の収縮を起こす。呼吸困難を起こします。そういうことがもとで、喘息や慢性気管支炎というものが、悪化しやすくなります。

モンテルカストで治療する意味。

お薬を嫌がるお子様をお持ちの方、もしおられましたら、コメントに残して頂きたいと思います。そもそも、モンテルカストで、治療する意味を考えてみませんか?

ロイコトリエンの作用である、血管透過性亢進や、気管支収縮があります。

血管透過性亢進は、アレルギー性鼻炎であれば、鼻漏、アレルギー性皮膚炎であれば、掻痒感を持たせます。気管支収縮は、喘息による呼吸困難を起こします。生活の質が、落ちる可能性が出てきますよね。皆さんが、普段通りの生活ができるように、薬の力で、コントロールしていく必要があります。

しんどい時は、薬剤師や医師に頼って下さい。では、これにて。