おはようございます。
ここ最近、事務作業をするようになり、新規患者さんの多さに、驚いたり、自分がお薬手帳の関係で、リーダーになっているため、その関係でやらないといけないこと…あげればキリがないです。とりあえずは、やる事に集中していきたいと思います。
タリオンを見て感じていたこと
これは、大学時代の実習から、感じていたことです。私は、ペポタスチンが、まさか抗アレルギー作用があるとは、と思いました。そもそも薬剤師国家試験勉強中にも、青本の隅っこに書いてあるぐらいのものだったのです。
それが、今市場で、しかも、現場で使われている事に大変衝撃を受けてしまいました。
薬剤師になって見て感じていたのは、この薬の凄さです。次に書いていきます。
抗アレルギー作用だけではない、タリオンの凄い事。
耳鼻咽喉科で診療をされている医師や、実際に、薬剤師でタリオンの処方箋を調剤している先生方は、気づいておられると思いますが…。
そもそも、第二世代の抗アレルギー薬の特徴として、眠気の可能性が低いということです。これは、脳に移行する率が低いためなんですが、それだけではないんです。
タリオンの凄い事をお伝えします。
まず、好酸球に対する効果と、サイトカインに対する効果があります。
では、前者からですが、好酸球はどういう細胞かを説明します。
働く細胞で登場した、好酸球になります。女子ですが、なかなかのやり手だなと感じたことがあります。そもそも、好酸球の働きは、何かですが、実は、二つの働きがあります。
こちら二つありますが、細胞障害性タンパクの分泌とサイトカインの放出をします。
細胞障害性タンパクの分泌、これが、気管支で起きた場合は、リモデリングという繊維化を起こすことになりますし、サイトカインの放出では、血管透過性が高くなり、余計な浸潤が増えて、症状が悪化することがあります。
少し詳しく言えば、血小板活性化因子(PAF)及び抗原による好酸球浸潤が抑制されること。
インターロイキン5の産生を抑制することができるという事になります。
タリオンは、これらの症状をなくすことができます。
タリオンを使う先生の気持ちを考えてみた。
耳鼻咽喉科の先生も、そうですが、小児科の先生も使われているので、少し気持ちを考えてみました。
実際には、第二世代の抗アレルギー薬なら、実は血小板活性化因子(PAF)を阻害する薬までは、何個かあります。しかし、サイトカインの暴走まで止めれるお薬まではなかった。だからこそ、他の働きのある薬と併用して、症状を抑えていたのではないかと思っています。
しかし、ペポタスチンができたことで、サイトカインの暴走まで、コントロールできるようになったことで、薬の数を減らし、患者さんの、服用の負担が軽減されたと思います。
ですから、かなり使いがってが良くなったと思われているのではないかなと思います。
まとめ、次回の記事について
抗アレルギー薬と、一言で言っても、かなりの種類がありますから、大変だと思いますが、頑張って覚えていきたいと思います。
次回は、モンテルカストチュアブルと細粒の使われる年齢の違い、作用点について、考えていきたいと思います。