ある薬剤師のひとり言

薬剤師として思ったことを、書いていきたいです。

オルベスコについて

こんにちわ。

今日は、喘息治療で使われる吸入薬について、書いていきたいと思います。

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こちらが、オルベスコ(一般名:シクレソニド)という吸入薬です。喘息治療で、よく使われる治療薬であるように思いました。

そもそも、このシクレソニドって何か、ご存知の方いますか?

糖質コルチコイドと言われるいわゆるステロイドの仲間です。構造はこちらです。

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身体に入っても、すぐに代謝されるので、副作用が出にくいです。あとは、急性で悪くなった時には、使えないため、注意が必要です。

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とはいえ、なぜ、こんなことを書いているのかというと、昨日来られた患者さんの中で、この薬を使われている方がいたんです。喘息治療や、今回私が、ウェブセミナーを受けるCOPDでも、吸入治療が、あります。患者さんの気道のリモデリング(繊維化)の進行をとめるためです。一度、繊維化が激しく進んでしまうと、元には戻りません。

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気道は、空気の通り道です。そこが、繊維化で細くなったらどうでしょうか?空気が通らないことで、窒息する可能性もあります。無治療を継続し続けた結果、亡くなった方いますよ。

(テレサ・テンも、持病の喘息で、亡くなっています。)

オルベスコは、そういう繊維化の亢進をなくし、気道の通り道を、開けたままにする治療に使われています。

喘息治療薬で、吸入治療薬で使われているのは、オルベスコ以外に、シムビコートや、レルベアなどがあります。こちらは、また、記事にして、とりあげるので、頑張って勉強していきたいです。