ある薬剤師のひとり言

薬剤師として思ったことを、書いていきたいです。

薬剤師がなぜ静観を決め込むのか?

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こんばんは、こちらの記事を見ていると、腑が煮えかえるほどの怒りと、静観を決め込む薬剤師に対する違和感を感じています。

実は、日本産婦人科学会の医師が、なんと経口緊急避妊薬のOTC化に反対しているということを実は他の記事でもありました。

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こちらの記事で、女性に緊急避妊薬を処方するであろう、産婦人科医師が七割も反対しているという実情です。

今回の記事からわかること、そして、薬剤師が本来ならきちんと認識しないといけない事を、書いていきたいと思います。

薬の専門家…何もしないのは、罪。

経口緊急避妊薬の中身は、何か知らない方もいると思います。中身はこちらです。

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こちらが、レボノルゲストレルです。実は、こちらは、黄体ホルモンのひとつです。

黄体ホルモンは、段々と子宮内膜が、退化し生理がおこるように、仕向けるものであります。

経口緊急避妊薬も、急いで子宮内膜を退化させ、生理を起こさせることで、避妊することを作用として、持っています。

では、なぜ薬の専門家でありながら、化学や生物を学んだ立場の方が、何もせずに、静観しているのでしょうか?

女性の緊迫感は、男性より激しいですよ。避妊に失敗した場合、自分は、どうしたらいいのか…?それが、男性諸子は、わかるでしょうか?

薬剤師が、薬の専門家として、どういう作用か、そして、なぜ避妊につながるのか、どうして72時間以内でないと、作用がでないのか?

そういうところをしっかりと理解することが大事になりますし、性教育と同じぐらい知識を与える事は、大事だと思います。

そこの認識が、医師も低いし、薬剤師も低すぎると思います。

薬剤師がしないといけないのは?

正しい薬の飲み方ではなく、まずは、投薬する前に必ず言ってあげたい一言があります。

「勇気を出して、産婦人科に行けたのは、とても大変だったね。怖かったね。頑張ったね。」

こちらの一言をいうだけでも、患者さんは、安心すると思います。

性行為による避妊の失敗。男性は、自身の欲求を満たしただけで、満足しているかもしれませんが、女性にとっては、一大事です。そこの意識が、男女で異なることにまず、意識を向ける必要があります。

薬剤師が、あなたの味方だよ。そう言えないといけないと思います。

また、好きな人との行為であれば、まだいいかもしれません。人によれば、性被害を受けて避妊のために、経口緊急避妊薬を飲むために来られているかもしれません。

そういういろんなことに目を向けて行く必要があるし、ジェネラリストであれというなら当たり前ですよね?

患者さんへの声がけはもちろん、地域に向けて認識を変えて行く必要があると思います。

薬剤師が、静観を決め込む時間ではないと思います。では。