おはようございます。
今日は、皆さんが医療機関に受診した後に、薬局に処方箋を提出するときに、少し気にして欲しい事があります。
処方箋を良く見たことがある人。
気がついている人いると思います。
[般]というマークです。このマークに気がついている方いましたか?実は、このマークは、先発品でも、後発品でもどちらでもいいですよ。という意味があります。
ここから本題に入りますね。
後発医薬品体制加算の意味
そもそも、今の日本では、医薬品は、先発品よりも後発品の使用率を上げる事が凄くされています。先発品と異なり値段も安いので、治療費をできるだけ下げるために、後発医薬品に変える方もいます。
後発医薬品体制加算は、薬局が後発医薬品をいつ何時出せる事を、患者さんにアピールするためのものです。
ただ、アピールするためにも、しっかり体制が無ければならないのは、当たり前のことであり、薬が入ってこなければ体制が崩壊する可能性があるのです。
私の薬局は、後発医薬品体制加算が1にまで落ち込んだ。
今日本の医療関係者、医療機関などが、阿鼻叫喚の域に達している事を報道で、ご存知の方は、多いと思います。
日医工や旭化成、沢井製薬と言った後発医薬品のメーカーがそろって国からの検査で問題がある事がわかりました。それにより、生産ラインが止まり、供給量が足らない事態が起こりました。
今まで、後発医薬品体制加算が1番高い3で、患者さんにアピールしていた薬局は、そろって後発医薬品が入ってこないことにより、一気に雲行きがよろしくない状況になりました。
私の薬局でも、プランルカストやエペリゾンなどが、入って来なくなり、メーカー統一が、難しい状況です。
それにより、体制加算が、3から1になってしまいました。
後発医薬品体制加算の数値について
こちらは、私が持っている調剤報酬点数表の解釈という本から、写真をとり引用していますが、1番高いのは、後発医薬品体制加算の3です。しかし、この数値も、後発医薬品の在庫状況により変わるので、安心できる点数ではないという事に、薬剤師含めいろんな医療関係者は、感じたと思います。
後発医薬品と先発医薬品を、fiftyfiftyで在庫を持つことを提言したい。
私は、後発医薬品体制加算の持つ落とし穴を、今回の件で皆さんが理解できたと思います。
だからこそ、後発医薬品と先発医薬品を、半分半分で、在庫を持つことを、提言したいです。
後発医薬品だけを在庫に持っていたとしても、その後に確実に入ってこないと、体制を保たせられない事が起こります。
だからこそ、先発医薬品でも薬を出せるように体制加算を考え必要がありますから、皆さんも考えて欲しいです。