ある薬剤師のひとり言

薬剤師として思ったことを、書いていきたいです。

薬学的知見編〜イーケプラって何?〜

こんばんは。

今日も早く帰れたんですが、まだまだ難しいので大変です。慣れてきましたが、なかなか大変です。

今日の薬は、イーケプラというてんかんの薬です。って言いますが、てんかんって何?という方いると思います。

てんかんとは、脳の異常興奮を示しています。より、深く言えば難しいのですが、脳内の至るところで、異常興奮ができ、安静にしても、落ち着かない状態です。この状態を示す脳波が、こちらです。

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これをみると、この異常興奮が継続すると、脳に後遺症を残すことになります。それを、抑えるために、以下のやり方があります。

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こちらが、今回のイーケプラの作用機序を示しています。そもそも、今回の作用機序は、皆さんどうでしょうか?

この薬の一般名ですが、レベチラセタムといいます。こちらは、SV2Aという神経にある部位を阻害します。脳における異常興奮は、神経の興奮のために、起こります。

神経を止める事で、神経物質の放出を停止することで、異常興奮をやます。簡単に言えば、こういう話になります。

レベチラセタムの構造は以下のとおりです。

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二つケト基を持ちます。どちらが、酸性が強いかを国家試験で聞かれる事があります。という事は、どちらが正解なのは、薬学部の人ならわからります。正解は、ケト基の近くの脂溶性が、どちらが強いかです。アミド基は、すぐに共鳴反応により、すぐに動いてしまうんです。逆に下の場合は、脂溶性が高く、反応が遅くなります。共鳴反応が、容易に起こらないので、酸性度が高いということになりました。

という感じで、薬剤師も、他の先生がたも、化学の力をきちんと持って行くのが、よい。と思います。