ある薬剤師のひとり言

薬剤師として思ったことを、書いていきたいです。

医療崩壊

こんばんは。

今日はまずこちらの記事を読んでください。

すでに医療崩壊…医師が訴える入院調整の現状 「来週は堤防越えあふれる」(琉球新報) - Yahoo!ニュース

こちらの記事を読み、皆さんならどう思うでしょうか。医療崩壊が現実的になっている事に、驚きを隠せないかもしれません。

しかし、一つ言わせてもらえば、この医療崩壊はすでに起こり始めていたという認識が、そもそも正しいのです。今に始まった訳ではないんです。

医療崩壊は、実は、コロナ禍になる前から、言われていました。でも、医療の現場はもちろん、日本医師会日本薬剤師会と言った医療団体ですら、理解していなかったんです。

国による医療費削減による締め付けにより、医療学部の定員も制限がかけられるようになりました。そうすることで、全体の医療従事者の絶対数がたらなくなる事で、より一層不足が強まることになってしまったんだ。と考えるのが、妥当です。

確かに、医療従事者を育てるために、お金がかかる事を考えると、この締め付けは確かに妥当だと考えることも、否定できない。そう思います。

しかしながら、有限であるはずの、病室調整をもっとしろと言われるんです。そもそもの医療従事者の絶対数が少ないのに、無理して回しているわけですから、これ以上病室を開けることも難しいわけです。ある意味、当たり前の事です。

前までは、医療崩壊が目に見えてこなかったのは、それは、絶対数が足りない中でも、必死に働く医療従事者の存在があり、なんとか回す事ができていたんです。しかし、今のコロナ禍により、多くの医療従事者の手が取られるようになったことで、より鮮明に崩壊が目に見えるようになっただけであるんです。

本来なら、正しい認識して、医療従事者の絶対数を増やす努力をするべきですが、日本は、完璧に認識を誤ってしまったんですね。

そういう勉強ができていない、現場を知らない人たちが、医療従事者を取り仕切っているということに、医療関係者の方、そろそろ気が付かないといけないですよ。