ある薬剤師のひとり言

薬剤師として思ったことを、書いていきたいです。

生活保護とホームレス 正しい理解に向けて

これから話したいのは、ホームレスと生活保護についてです。今、問題になる生活保護偽装受給などがあります。それらについて、正しい理解を推進したいと思うので書いていきたいと思います。

生活保護を偽装して受給は許されない行為です。

まず、生活保護を受給していきたいと思っている方に対して、はっきり言いたいです。偽装受給者を許さないでください。

本当に受給したい方が受給できないのは、許されないことです。嘘の申請をする方が、少ないとはいえ、現実問題いるという事を理解していないとだめです。報道では、偽装受給を軽くみていると感じます。

生活保護で、最低限の生活ができる事で、社会復帰ができる。

仕事を休まないといけなくなった…そうなってしまった場合、貴方はどうしますか?

保険に入っていれば、治療費、貯金があれば、生活費を出す事はできると思います。

しかし、そういうセーフティネットすらない場合であれば、どうでしょうか?

そういう質問に貴方はどう答えられるでしょうか?特にアメリカでは、医療費がかなりの高額ですし、保険料もそれなりに高いです。貯金が万単位である方ならいいですが、そういう物もない場合、路頭に迷ってしまいます。

それにより、家賃の支払いもダメになって、追い出される形で、ホームレスに転落した後、生きていけるんでしょうか?

そういう心配をなくすために、日本では、生活保護が存在しています。生活保護申請の仕方は、以下の通りです。

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こちらが、申請から実際に受給されるまでの過程がかかれています。日本には、こういう制度があるから大丈夫だという事ができます。仕事をしていた場合は、失業給付がありますから、まずそれを申請するのが先です。生活保護は、自分が働いていても、受けることができます。

生活保護を受けて、失業給付も受けて、なんとか持ち直す事ができれば、社会復帰が見えてくるという事もないわけではないという事を理解して欲しいですね。

社会扶助方式と社会保険方式の違い。

医療保険雇用保険と言った保険は、社会保険方式です。生活保護は、社会扶助方式です。

この違い、皆さんはわかりますか?

社会保険方式は、以下のように言われます。

加入者が一定期間にわたって保険料を拠出し、運営主体がその額に応じた年金を給付する方式。

一方で、社会扶助方式は、以下のように言われます。

租税を財源にして保険の技術を用いずに給付を行う仕組みである

どうでしょうか?加入者本人が、保険料を拠出する社会保険方式と、国が税金により、国民を救うという違いがあります。この差をどう認識していくかは、皆さんの想像にお任せします。

医療職だからこそ、しっかり保険の勉強をすべし!

生活保護やホームレスの方は、普通の保険薬局や保険薬剤師のいる薬局には、いけませんし、薬局側も、処方箋を受け付けることはできません。もし、受け付けるなら、こういう申請をしないとだめです。

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生活保護法指定医療機関や、指定薬局の指定を受けないと薬局であり、保険薬局であっても、処方箋を受付られません。私の働いている薬局は、指定薬局として、指定を受けています。

まとめ

いかがでしょうか。医療機関や薬局であっても、生活保護やホームレスへの理解が充分ではないところが多いですし、理解せずに、悪いように言われるところもあります。

それでは、本当の意味で正しい理解にはつながりません。生活保護偽装受給の問題が起こることも、こういう正しい理解がされてないために起こることだと思います。よりよい、理解に向けて、私たち医療職も、正しい理解を進めていくことが必要だと思います。