ある薬剤師のひとり言

薬剤師として思ったことを、書いていきたいです。

ワクチンのデマ…何がもと?

おはようございます。

そもそもなんで、新型コロナワクチン接種が、若い方に進まないのか?と考えている時でした。デマにより、誤った情報が流れ、それを真に受けた方たちの存在がある事を報道を見て、知りました。

「遺伝子🧬書き変えられる」「不妊になる」

こんなデマが流れているらしいです。影響力も大きいです。ではなぜ、こんなデマが流れるのか?検証していきたいです。

検証その1:遺伝子🧬は書き変えられるのか?

まず、今回の新型コロナワクチンのもとである新型コロナウイルスは、RNAウイルスの中でも、AIDSなどを引き起こすHIVと同じRNAウイルス(+)であるということ。これは、細胞内で、ウイルスをさらにたくさん複製をさせることになり、それが脱殻して、細胞外へ出ていくことがわかります。そのため、細胞内の酵素が、ウイルスに勝手に使われる事で、ウイルスの複製をさせられているだけなんです。ただ、HIVのように、細胞内の遺伝子の中に、ウイルス由来の遺伝子が残されているという事実は、調べたなかでは、見つからなかったため、事実無根であると言えます。

検証その2:不妊になるのか?

このデマは、さすがに影響力としては高いと思います。ただ、不妊になると思われる理由は、どこにあるのでしょうか?

コロナワクチンが不妊につながるという科学的データはありません。女性の場合はコロナウイルスに感染しても卵巣機能に影響を及ぼすとの報告はありませんが、男性の場合はコロナウイルスに感染すると一時的に精子が減少し、男性不妊となる可能性があると報告されています。「妊娠したい」と考えたら、男性も女性も安心して早めにコロナワクチンを打ちましょう。

このように言われているとおり、女性の卵巣機能の低下は報告されていないものの、男性の精巣機能の低下を起こす事で不妊になるという報告が、学会でなされているため、この部分が、悪意を持って切り取られた可能性が否定できません。コロナウイルス感染が無ければ、精巣機能が落ち、男性不妊の問題にならないため、どうか、コロナワクチンを打ち、免疫を持った状態で、妊娠活動をしてほしいです。

まとめ

学会で発表されたことは、実際に実験や、多くの研究の成果であります。しかし、その発表されたことが、文面通りに認識されるばかりではないという認識を持たないといけないという事も、今回のデマの件を検証して感じました。医療関係者の中にも、こういうデマを流している方がいるかもしれません。ない事を祈りますが、実際わかりません。きちんと現実を見て、考えて、ワクチン接種を打つかを決める。それが、今国民に求められている重要な任務だと思います。以上です。